2004年2月2日(月)
昨年11月から、身の程知らずに高校生を教えてるんですが、
2時間教えてると、喉はカラカラだし声が枯れそう・・・
ぶ厚い文法書を開いてペラペラ話さないといけないので、
これやり続けてると体辛いなぁと思い始めたんですよ。
そもそも、ちゃんとお給料もらってる高校の先生がですね、
この文法書を使ってちゃんと説明してるはずなわけで、
それを全然聞いてない彼女たちが悪いのだけど・・・
どうも、先生の言ってる事がわけわからんモードみたいで、
寝てたり、ボーっとして過ごしてるらしいんです。
彼女の中の一人は誰かに文法書パクられて手元にない状態だし、
まだ2年あるのにどうするんだぁ?と人事ながら心配していますが・・・
遊びたい年頃なのに、ちゃんと休まずに来てくれる彼女たちがかわいくって、
何とかわかりやすく説明をしようと努力してるのですよ。
でも2時間ぶっ続けで喋ってると問題やる時間ないわけで、
これじゃ実践的じゃないだろう?と思って、
先月からは問題を体で覚えろ作戦に切り替えたわけです。
それで適当に問題をコピーして使ってるわけなのですが、
先日使った問題は私も彼女たちも力を込めて突っ込みたい気分でしたよ。
分詞構文をやってるんですが・・・
分詞構文は文語体なので会話や作文では使わない方がいいと書いてます。
その通り!こんな文語的な文章まず日常では使いませんよ。
なのに力を入れてる英語教育の実情、と〜っても疑問です。
まぁ、それは置いといて、
私たちが突っ込みまくった例文は、
Something is wrong with my word processor. I must have it repaired.
ワープロの調子が悪いから修理してもらわなくちゃあ!
「ワープロってなに?」
「ん?ワープロ知らないの?見たことない?」
「ないない、知らないよねぇ?」
「PC普及する前はワープロ主流だったんだよね。ワードみたいなやつ。」
「そんな古いメカ出すななぁって感じ〜!PCならわかるけどぉ。」
「う〜ん、そうねぇ、この問題作った人が古いんだよね、たぶん。」
Admitting that what you say is true, I still think you are wrong.
あんたの言ってる事は正しいんだけど、それでも間違ってると思うよ。
「正しいなら、間違ってないやん?」
「う〜ん、なんだか頑固じじいの言葉みたいね・・・」
「正しいなら認めろよなぁ!みたいな感じで〜。」
「そうだねぇ、これ作った人へそ曲がりなんだよ、たぶん。」
Trained properly, a dog will be a faithful servant.
正しく訓練すれば、犬は忠実なしもべになるだろう。
「犬をしもべなんて、愛情ないやん!」
「う〜ん、そうねぇ、ペットに対する姿勢が問題かもね・・・」
「この人、絶対動物嫌いだよ!」
「そうだねぇ、ペットに飼ってないんじゃないの、たぶん。」
そこで私は重大な真実に気づいたのです。
このコピーしてきた問題集って、私の高校時代の恩師の著書です。
先生にゴロニャンと甘えてちゃっかりタダで手に入れた問題集です。
も、もしかしたら上記の変な例文、先生の手作りかしら?
実は、その先生ちょっと変人なんですよ。
英文法に命かけてるムードは尊敬してますが、
性格がとってもユニークで・・・いえ、尊敬してますが・・・頑固じじいです・・・。
そこでもっとアラ探しがしたくなって
今日勉強兼ねてパラパラ読んでたんです。
見つけました・・・
Don't you like SMAP? Yes, I do.
SMAPが好きじゃないの? いいえ、好きですよ。
All my friends like SMAP.
私の友達はみんなSMAPが好きです。
無理してるって言うか、いじらしいって言うか、やっぱりかわいい先生だわ。
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